おおはしのブログ

大学生Webライターのブログ

文章の推敲はこうすれば良い

こんにちは、おおはしです。

 

今日は、「推敲」についてまとめてみようと思います。

本題に入る前に、「推敲」って何かわかりますか?

 

ーーー自分の書いた文章を読み返して練り直す

 

これが、推敲の辞書的な意味になるのですが、実際みなさんどのように推敲を行っていますか?

 

私は、推敲とは動画の編集みたいなものだと考えています。Youtubeを例にすると、ピンとくる人が、多いのではないでしょうか。

 

撮影した元動画を、カットしたり位置を入れ替えたりして、動画を編集しています。

文章も同じようにカットしたり、位置を入れ替えたりして編集していくことが、本当の推敲の方法だと考えています。

基本的な推敲のやり方

さて、初めに基本的な推敲の行い方を以下にまとめてみました。

  1. 複数の端末(PC、スマホ、etc...)でチェックする
  2. 紙に印刷してチェックする
  3. いろんな人に読んでもらう
  4. 声に出して読んでみる

以上に書き出した、推敲は誤字脱字などの狭い推敲です。やはり、推敲には狭い範囲での細かい推敲も必要になってきます。

 

推敲をするとき、同じ景色で繰り返しチェックしても、誤字や脱字などのミスに気づくことは難しいです。そこで、端末を変えたり、紙に印刷したりすることで新鮮な気持ちで読み返すこと出来て、ミスに気づきやすくなるのです。

 

他にも、家族や友人などの第三者に読んでもらうことで客観的な意見を参考にすることも大切です。

 

細部描写や論理破綻

次に、文章の細部描写や論理破綻など広い範囲でのチェック方法を紹介します。

 

まず、文章の論理破綻に気づくために、「文章を図にできるか」を考えてみましょう。論理にかなった文章であれば、図に書き起こすことが出来るはずです。矢印でつないだ簡単な図で表せるかチェックしましょう。

 

また細部描写をチェックする場合には、「この文章を読んでいて映像が浮かぶのか」を意識して読み返すと良いでしょう。細部まで細かく説明した文章では、自然と映像として浮かぶことが出来ます。細部描写にこだわることで、読者を文章に惹きこむことが出来るはずです。

 

特に意識するべき事

基本的な推敲を行う上で一番に意識するべきなのが、以下の二つです。

 

  • 何度も読む
  • テコ入れしたら全体を読み直す

 

推敲を行うのは人間です。その時の気分によってかなり推敲の精度は変わってきます。できれば日付を変えて、何度も推敲をすることで、より良い文章を書けるようになります。最低でも2回は推敲を行うようにしましょう。

 

そして、細かいミスを修正した後は、必ず全体を読み直してください。修正によって、全体のリズムや論理展開に違和感が生じてしまうことがあるからです。

 

書き出す前の推敲

「文章を書きだす前の推敲」と聞くと、おかしなことのように聞こえますよね。

しかし、文章を書く前にする推敲によって文章の内容が一変します。

 

文章を書きだすとき、何を書いて良いかわからなくなる経験は、誰にでもありますよね。それは、元ネタが多すぎて起こってしまうのです。

 

多くの人は、「何を書こう」と悩んでしまいますが、たいてい元ネタは頭の中にそろっているのです。そこで「何を書こう」ではなく、「何を書かないか」と考えるのです。

 

実際に何を書かないかを意識した推敲は以下のように行います。

 

 1.題材について、キーワードを紙に書き出す(可視化)

         ↓

 2. 書き出したキーワードの傾向を調べる(偏りをなくす)

         ↓

 3.  調べた傾向とは違うキーワードを書き出す(情報を網羅する)

 

これによって、元ネタのキーワードが可視化され、書くべきキーワードが揃いました。キーワードの傾向を調べる理由は、いくつも書き出していると連想的になってしまい、キーワードに偏りが出来てしまうからです。

 

ここで揃えたキーワードから何を書かないか考えることで、必要なことだけを網羅した文章をスムーズに書き出すことが出来るでしょう。

 

書き終わった後の推敲

文章を書き終わった後の基本的な推敲の方法は、上記にまとめました。ここでは、さらに掘り下げた推敲を説明します。

 

文章を書き終わって推敲をするとき、

「この文は本当に必要か」

を説明できるのか考えながら行いましょう。

 

これを、説明できない文は、削ってしまっても差し支えない文と言えます。

一文一文に書き手の意図がない文章は、煩雑な文章になってしまい、読者に伝わりづらい文章になります。不要だと感じた文章は、どんどん削っていきましょう。

 

ここで、多くの人がはまるのは、「もったいない」の落とし穴です。

自分が、せっかく書いた文章を削っていく作業でどうしても感じてしまうでしょう。

 

しかし読者は、書いた人の頑張りや努力を評価するのではありません。文章の面白さや読みやすさ、内容を評価するのです。「もったいない」の考えを捨てて、不要だと感じた文章は思い切って削ってしまいましょう。

 

ーーー削ったあとは、切ります。

 

要は、長い文章はザクザクと切り刻みましょう。

長い文章は、意味が通りづらくなってしまったり、読みづらい文章になってしまいます。そ長い文章を短くすることで以下のようなメリットがあります。

 

  1. 冗長さを避けて、リズムが良くなる
  2. 意味を通りやすくする
  3. 読者の不安を和らげる

 

また、接続助詞の「が」が入るところは、特に注意して文を吟味してください。「が」には様々な働きがあり、読者にうまく伝わらない文になることが多いです。

 

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

せっかく良い内容の文章を書けたとしても、推敲をおざなりにしてしまうことで評価されない文章になってしまいます。常に、自分の文章を吟味してブラッシュアップしていくことが大事ですね。

 

私も、何度も自分の文章を推敲して、良い文章を書けるよう頑張ります。

 

(私が、参考にした書籍を紹介します。ぜひ、参考にしてください)

 20歳の自分に受けさせたい文章講義 (星海社新書)

沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—