おおはしのブログ

大学生Webライターのブログ

文章構成、論理展開はこうすれば良い

こんにちは。大学生Webライターのおおはしです。

 

世の中には様々な文章があります。

そして、各々の文章にはそれぞれの個性、妙、面白さがあります。

10人のライターが同じ内容の文章を書いても、それぞれ印象が全く違う10通りの文章になるでしょう。

 

では、文章の個性、妙、面白さなどのすべてを決めているものは、何なのでしょうか。

 

文章のすべては論理展開で決まる

文章のすべてを決めるのは、その文章の文章構成です。どのように論を進めていくか、どの場面に積極的に焦点を当てるか、といった文章構成です。いわば、論理展開ともいえるでしょう。では、その論理展開はどのように行えばよいのでしょうか。

 

「起・承・転・結」

文章構成と聞いて最初に思い浮かびませんでしたか?

小学生のころから嫌というほど聞かされてきた「起承転結」は文章構成の良い例です。

しかし、文章の専門家ほど「起承転結にとらわれるな」と批判します。

 

結論から言うと、起承転結を意識した文章は、日常分には適していません。日常分を読む読者にとって、欲しいものは「情報」なのです。そんな日常分に、起承転結を導入してしまうと、読者の混乱を招いてしまう可能性があります。

 

しかし、4コマ漫画を思い浮かべたり、起承転結から文章のアイデアを思いつくこともあるので、一概に否定はできません。起承転結は、ストーリー仕立ての文章で力を発揮することが出来ます。ストーリーがある文章を書くときは使ってみると良いでしょう。

 

起承転結がだめなら、どのように文章を構成すればよいのでしょうか。

 

おそらく、皆さんも知っているかと思います。

「序論・本論・結論」の文章構成です。大学生のレポートや論文などの文章は、序論・本論・結論の三部構成になっているものが多いです。しかし、「序論・本論・結論」の三部構成には、思い浮かぶお手本もなく、難しく感じる人も多いでしょう。

 

そこで、おすすめしたいのが映画やドラマなどの、映像による論理展開を参考にすることです。映像構成には以下のような流れになっているものが多いです。

 

  1. 導入(序論)・・・客観のカメラ
  2. 本編(本論)・・・主観のカメラ
  3. 結末(結論)・・・客観のカメラ

 

映画の導入には、遠目からの状況説明から入るものが多いでしょう。例えば、舞台が大学なら大学の建物がファーストカットになっているものがありますよね。そして本編では、実際の登場人物にピントが合わせて物語が進んでいき、結末では遠目から登場人物を映し、物語の終わりを視聴者に感じさせる。

 

ベタな流れですが、この三部構成が文章の論理展開に本当に効くのです。

 

1の導入、つまり序論で「これから何の話をするのか」「世の中はどうなっているのか」などの客観的な説明を語ります。

そして、2の本論で自分の主張などの主観的な仮説を語ります。

3の結論で、客観的に論をまとめていきます。

 

このように映像を撮影しているかのように、序論・本論・結論を意識して文章を書くと、文章全体にメリハリがついて説得力がある文章が書けます。ぜひ、カメラワークを意識して文章を書いてみてください。

 

文意に沿った論理展開

ここまで、文全体としての論理展開を説明してきましたが、ここからは文意に沿った具体的な論理展開を説明します。文意に沿った論理展開とは以下の3要素からなっています。

 

  1. 主張
  2. 理由
  3. 事実

 

自らの主張が、正確な理由によって裏付けされ、事実によって補強されたとき、その論は理にかなっていると言えます。つまり論理的な文章であるのです。文章を書く上で最も大切な論理展開です。

 

そして、主張を語るうえで、もうひとつ徹底してもらいたいのが、結論を先に述べることです。Web文章であればすべての文章で意識されるべき要素になります。

 

文章を読む読者が、求めているものは「情報」です。

読者にとって、理由などはどうでもよいのです。そのため、読者のニーズを満たすためには迅速かつ的確な情報を提供することが大切です。なかなか情報を教えてくれない文章は、すぐに読者が離脱してしまうでしょう。まず読者に文章を読んでもらうためにも結論を最初に述べることを徹底しましょう。

 

まとめ

論理展開をしていくうえで、カメラワークを意識して書くことはとてもおすすめです。書いていく順番が明確になりわかりやすい文章が書けるようになるでしょう。

また、細かい箇所での論理展開では、結論を先に語り、主張→理由→事実を語っていくことで、読者の興味を引き多くの読者に読んでもらう文章が書けるようになります。

 

 

(私が参考にした本のリンクです。↓)

  

20歳の自分に受けさせたい文章講義 (星海社新書)

沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—