おおはしのブログ

大学生Webライターのブログ

読者を惹く文章はこう書く

こんにちは、おおはしです。

 

文章を書くとき、みなさんは読者の椅子に座ることが出来ていますか?

多くの人は、何も考えず、淡々と文章書くことが多いと思います。

しかし、そんな文章が、読者からの興味を惹きつけることが出来るのでしょうか。

 

ここでは、「読者を文章に巻き込むためにどのように書けばよいのか」を紹介していきます。

 

読者と同じ椅子に座る

「読者と同じ椅子に座るってどういうこと?」

 

それは、「読者の視点に立って自分の文章を考えてみる」ということです。

 

文章を書くからには、読者がいるはずです。メールや小説、日記さえも自分という読者がいます。そんな、読者の椅子に座ってこそ、読者の興味を惹く文章を書くことが出来るのです。

 

しかし、読者にも様々な人がいます。

学生であったり、社会人、もしくは高齢の方かもしれません。そんな多くの人が読む文章で、誰の椅子に座って書くことが正しいのでしょうか。私たちが座るべき椅子は以下の二つであると考えています。

 

  1. 過去の自分
  2. 特定のあの人

 

ここでの、過去の自分は何も知らない自分だと思ってください。

その過去の自分は恋愛に悩んでいるかもしれません。そんな、自分に向けて書く文章ならスラスラと書けると思いませんか?

 

過去の自分が何に悩んでいて、何を知りたいのかわかっているからです。

 

つまり、過去の自分に書く文章であれば、読者が何を求めているのかそして何を知りたいのかに、的確に答えた文章を書くことが出来るのです。

 

しかし、過去の自分に向けて文章を書くことなんてあるはずがないですよね。

過去の自分の悩みが普遍的であればあるほど、世界には同じ悩みを持つ人が多く存在するはずです。つまり、過去の自分に向けた文章のはずが、多くの人の悩みに向けた文章になるのです。

 

では、特定のあの人の椅子とはどのような椅子なのでしょうか。

多くのライターや編集者は、文章を書く際、多数派に向けた内容にとらわれてしまいます。それは、多くの人に読んでもらえると考えるからです。しかし、多数派に向けた内容の記事であればあるほど、誰に書いたのかわからない文章になってしまいます。結果、誰も手に取ってくれない文章になってしまうのです。

 

そこで、「特定のあの人」の椅子に座ることが大切なのです。

例えば、20代のサラリーマンを対象とした文章だとします。ここで、それ以上の細かい設定を自分で決めてしまうのです。「単身/東京の/広告代理店に勤める/27歳/年収400万」といった具合にです。そうすることで言葉のベクトルが定まり、その他の人にも届きやすくなるのです。

 

ーーーしかし、本当に特定の誰かに向けた文章が他の人にも届くのでしょうか。

 

ラブソングを思い浮かべてみてください。細かい設定が決まっているものが多いですよね。例えば、ゲレンデが舞台であったり。自分とは絶対に重ならないのに感情移入してしまった経験はありませんか?

文章でも同じです。特定のあの人に向けた文章ほど、読者が感情移入しやすくなるのです。

 

読者を惹きこむ文章

読者の椅子に座って書くことを説明しましたが。具体的な文章作成で読者の興味を惹きこむにはどうしたら良いのでしょうか。ここでおすすめしたいのが以下のことです。

 

  1. 誰にでもわかりやすく平易な文章
  2. 起・転・承・結の順番に書く
  3. 仮説を提示して一緒に検証していく
  4. 納得させる

 

この4つを意識することで読者をもっと文章に惹きこみ多くの人に読んでもらえる文章になるでしょう。

 

1.誰しも自分が好きなことを書くと、マニアックな内容になってしまいます。誰にでもわかりやすく平易な文章にするために、母親にも伝わる文章を意識して書くと良いでしょう。

 

2.起転承結では、転を先に言ってしまうことが大切です。詳しく書くと、

起(話題を提示)→転(え!っとなる仮説や主張を発表)→

承(仮説や主張の理由を説明)→結(結論でまとめる)

これを意識して文章を書くと、読者を惹きつける文章になること間違いなしです。

 

3.そして仮説を提示することによって、読者が一緒に考えて検証していくことが出来るようになります。ずらずらと情報だけを並べた文章ではなく、仮説を最初に提示することで読者が自分の考えと文章を比較することが出来るようになるのです。

 

4. 文章を書く際、多くの人は、読者を納得ではなく説得させようとします。

説得と違い納得は、読者を自分から歩み寄ろうさせるということです。読者にとって自分のことのように感じられる文章を書くことで、読者が自分から「読みたい」と思える文章になるでしょう。

 

(簡単に説明しましたが詳しく知りたい方は、私が参考にした書籍のリンクを貼るので参考にしてみてください。)

20歳の自分に受けさせたい文章講義 (星海社新書)

 

まとめ

ここまで、簡単になりましたが読者を惹きこむ文章の書き方を紹介しました。できるだけ多くの人に最後まで読んでもらえる文章には様々な工夫がなされています。ぜひ、実践して読者を惹きこむ文章を書いてみてください。