おおはしのブログ

大学生Webライターのブログ

Carharttってどんなブランド??

こんにちは、おおはしです。

今回は、僕も愛着しているファッションブランド「Carhartt(カーハート)」を紹介していきたいと思います。

ぜひご覧ください。

 

Carhartt(カーハート)とは?

Carharttとは幅広い世代に絶大な人気を誇っている、アメリカ初のワークウェアブランドです。特に、日本やヨーロッパを中心に人気のようです。

ワークウェアブランドながら多くのシーンに愛されています。なかでも、ストリートファッションの代表格としても有名です。

 

Carhartt(カーハート)の魅力を紹介!

では、なぜCarharttはそれほどまでに人気を誇っているのでしょうか?

Carharttが人気である理由を、以下に簡単にまとめてみました。

  1. クオリティーの高さとプライスのバランスが絶妙
  2. 細部のディティールにまでこだわっている
  3. 丈夫で機能性を重視している
  4. シンプルなデザインで、誰もが自分らしく着こなせる
  5. ドッグラインやライフスタイルラインなど、様々なラインを展開

まだまだ、Carharttの魅力は多くありますが、以上の内容が特に人気を誇っている理由のようです。特に、丈夫で機能性が高くシンプルなデザインは多くのひとに認められています。

 

そんなCarharttも多くの歴史を経て大人気ブランドになりました。

 

Carhartt(カーハート)の歴史

ここで簡単にCarharttの歴史を紹介していきます。

 

1889年 アメリミシガン州デトロイトで、4台のミシンと5人の従業員から創業されました。「ハミルトン・カーハート・マニュファクチュア」という名前でスタートしました。

 

1940年代 第二次世界大戦の影響による物資統制からリベットを用いないアイテム、ロゴ刻印のないアイテムを販売していました。

 

1966年 この年にカーハートのロゴが復活しました。ギリシャ神話で豊かさを表すシンボルである、ヤギの角をモデルにした「Cロゴ」を、新しいブランドロゴとして発表しました。

 

1971年 Carharttの代表商品でもあるジーンズの製造が開始されました。この年から、ワークウェアにとらわれないカジュアルテイストのアイテムの販売を始めました。

 

1990年代 タフでリーズナブルなアイテムが、Hip-hopアーティストに受け入れられ始めストリートウェアの代表格として有名になりました。この頃に日本やヨーロッパに流入し始めました。

 

1997年 デザイン、シルエットをスタイリッシュで現代的にした、カジュアルウェアラインの「Carhartt WIP」を立ち上げました。

 

長い歴史を経てCarharttは大人気のファッションブランドとして認められたのです。

 

Carhartt WIP(カーハート・ウィップ)とは?

1997年に展開された、「Carhartt WIP」とはどのようなものなのでしょうか?

Carhartt WIPは、Carharttがヨーロッパを拠点に展開しました。

WIPはWork In Progressの略称です。

Carhartt WIPは、スタイリッシュで、現代的なデザインやシルエットが人気です。日本では、2014年に原宿にオープンしてから、現在に至るまでに、札幌や大阪など全9店舗をオープンしています。

Carhartt WIPはStussyやPatta、NIKEなど多くの有名ブランドともコラボレーションを展開しています。またユナイテッドアローズなど、多くのセレクトショップにも取り扱われているようです。ものすごい人気を誇っているのがわかりますね。

 

Carhartt(カーハート)の価格帯や年齢層は?

Carharttは、20~30代の方に特に人気です。しかし、50代まで幅広い世代にも人気があるようです。ここまで、幅広い世代に人気なブランドってすごいですよね。

価格帯は、「お手軽~少し高め」といった意見が多いです。学生から50代までに愛着されているので価格帯の感じ方には個人差があるようです。しかし、機能性や丈夫さを考慮すると圧倒的なコスパの良さでしょう。

わかりやすく、大体の値段を以下にまとめてみました。

  • アウター 1万円~4万円
  • トップス 4千円~1万2千円
  • ボトムス 6千~1万5千円

ぜひ参考にしてみてください。

 

Carhartt(カーハート)の人気商品

ここまで読んでいただいてCarharttに興味を持ったひとが多いのではないでしょうか?

そこでCarharttの人気商品をいくつか紹介します。購入を検討している方は、参考にしてみてください。

Tシャツ

 

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引用:https://zozo.jp/shop/tonytaizsun/goods-sale/52471285/?kid=13080

 

多くのデザインのTシャツが展開されている中でも、特に人気を誇っているのはこちらのアイテムです。

ワンポイントのCロゴにシンプルなデザインで、かつカラー展開が多く様々な服装にマッチするでしょう。厚手でコットン100%の生地なので、着心地も最高です。

 

デトロイトジャケット(チョコアート)

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引用:https://zozo.jp/shop/laboratory-berberjin-r/goods/56438821/?did=93895459

 

Carharttの代表アイテムで都会的でクラシックなデザインが特徴です。ダック生地で丈夫かつすっきりとしたシルエットのアイテムです。

 

パーカー

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引用:https://zozo.jp/shop/mono-mart/goods-sale/47602355/?kid=13080

多くのデザインを展開していますが、特にカンガルーポケットのプレーンデザインパーカーが人気です。オーバーサイズなシルエットが多く、生地もしっかりしていてストリートやカジュアルなど様々なシーンに愛されています。

デニムパンツ

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引用:https://zozo.jp/shop/rooptokyo/goods-sale/54812646/?did=91058570&rid=1203

バックポケットにCロゴのスクエアラベルが施されています。ワークテイストながら癖がなく幅広いジャンルにマッチします。ゆとりがあり動きやすさも評価されているようです。

 

まとめ

今回は、ファッションブランドのCarharttを紹介しました。Carharttは魅力が多く、幅広い年齢層に人気を誇るおすすめのブランドです。ぜひ挑戦してみてください。

 

以下に、Carharttの公式通販サイトのリンクを貼ります。

carhartt-wip.jp

 

 

 

 

モンスターマップってなに?概要・削除方法を徹底解説

こんにちは、Webライターのおおはしです。

今回は、モンスターマップについて紹介します。

 

「モンスターマップってなに?」

「自分の情報がモンスターマップに掲載されてしまった。」

「破産者情報はどうやって削除すればいいの?」

 

よくわからないWebサイトに自分の個人情報が掲載されているのですから、とても不安な気持ちになりますよね。しかし、モンスターマップによる個人情報の漏洩被害は多少なりとも抑えることが出来ます。

 

モンスターマップの概要から、削除方法まで徹底的にご紹介します。是非最後まで読んでいってください。

 

さっそく、モンスターマップの概要から解説していきます。

 

 

 モンスターマップの正体とは??

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 自己破産をしたとき、自分の破産者情報を他人に知られたくありませんよね。

 

モンスターマップとは、自己破産や個人再生をおこなった人の個人情報を、掲載しているWebサイトのことです。

破産者の氏名や住所などの個人情報が、Googleマップと連動されて掲載されており、誰でも簡単に閲覧できるようになっています。

 

モンスターマップは、インターネット版「官報」をもとに、個人情報を更新しているようです。「官報」は簡単にアクセスすることが出来ません。また、「官報」では直近一カ月の破産者情報を掲載しているのに対し、モンスターマップでは、2009年7月以降の個人情報が掲載されています。

 

『破産者マップ』という類似サイトも存在していた

 そんな恐ろしいWebサイトのモンスターマップですが、過去には「破産者マップ」という類似サイトが存在していました。

 

破産者マップの大体の仕様は、モンスターマップとほとんど同じですが、当時はGoogleマップと連動して破産者情報を掲載する斬新な方法に、騒がれていました。

 

また、モンスターマップとちがい、削除依頼フォームが存在していて、削除依頼ができたようです。しかし、削除依頼フォームには、本人の個人情報を登録する必要があり、プライバシー的な観点から危惧されていました。

 

破産者マップは被がい者の弁護団の発足により閉鎖されました。モンスターマップの管理人と破産者マップの管理人は同一人物であると憶測されていますが、定かではありません。

 

現在、モンスターマップの状況は?

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 モンスターマップは、なんと2020年に閉鎖されています。

 

モンスターマップは、政府の個人情報保護委員会より、

個人情報を通知・公表せずに無断でサイトに掲載したことから、「期限内に必要な措置を取らなければ再開を認めない」

といった勧告を受けました。

 

結果、モンスターマップは期限内に措置を行わなかったため、個人情報保護委員会より停止命令がくだりました。そして、モンスターマップは、2020年8月27日をもって、類似のWebサイトとともに閉鎖しました。現在も閉鎖中のままです。

 

モンスターマップの問題点

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 ここまで聞いただけでも十分おそろしいWebサイトですよね。しかし、そんなモンスターマップには、他にも様々な問題点が存在しています。

 

名誉毀損やプライバシー侵害

 上記で示した通り、モンスターマップとは、個人名から破産者情報を検索し閲覧することが出来るWebサイトです。

 

そんなモンスターマップは破産者情報を本人の許可なしに掲載していることから、個人情報漏えいやプライバシー侵害の危険性が問題視されています。特に、個人情報の漏えいにより、闇金業者などの、危険性のある組織に悪用される恐れもあります。

 

ーーー「官報」にも公開されているのであれば問題ないのでは?

 

そういった反論もあるでしょう。しかし、過去の多くの事例より、不必要な個人情報の拡散に該当し違法になる可能性が高いと言えます。

 

また、破産者情報というマイナスな情報を他人に知られることにより、社会的評価の低下につながります。それは、名誉毀損罪にも該当します。

 

掲載情報をフィクションであると主張

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 モンスターマップは、サイトのトップページにて、「掲載している個人名や組織名は、実在している個人や組織とは無関係である」と主張しています。

 

モンスターマップに掲載している破産者情報は、フィクションであり、実在している個人名や組織名と偶然に一致をしているというのです。つまり掲載情報のフィクションを主張して、削除依頼に応答しようとしないのです。

 

また、削除依頼フォームや管理人情報が記載されていないので、削除依頼はもとより管理人に直接問い合わせることも、ほぼ不可能です。

 

ウイルス問題がある?

 モンスターマップには、「ウェブマイニングプログラム」というプログラムが導入されていることが分かっています。

 

ウェブマイニングプログラムとは、サイトにアクセスしたPCなどのCPUリソースを、不正マイニングに利用する目的のウイルスプログラムのことです。

ビットコインなど仮想通貨の取引に使われているマイニングという機能は、大量のCPUリソースなどによる処理能力が必要なのです。

 

このプログラムに感染してしまうと、利用しているデバイスが熱を帯びたり、動作が遅くなったりします。最悪の場合、感染してしまったデバイスが停止してしまう可能性もあります。不正なWebサイトに導入されていることが多いようです。

 

セキュリティ対策を十分に行っていないデバイスでの、不用意なアクセスは控えるようにしましょう。

 

モンスターマップに掲載された情報を削除する方法

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 モンスターマップから、自分の破産者情報を削除するにはどうしたらよいのでしょうか。

上記でも触れましたが、モンスターマップには管理人情報や削除依頼フォームが存在していないことから、破産者情報を削除することは不可能です。

 

しかし、Googleといった検索プラットフォームや、破産者情報を転載された先からの削除してもらうことはできます。被害を最小限に抑えるために、おこなうと良いでしょう。

 

それぞれの検索プラットフォームにある、削除依頼フォームを利用して削除依頼しましょう。ウェブ魚拓からの削除は少し特殊なので以下で紹介したいと思います。

 

 ウェブ魚拓からの削除

 Web魚拓とは、指定したWebページのスナップショットをアーカイブとして、保管できるサービスの総称のことです。Web魚拓に保管されている情報は、元の情報源が削除されても継続して閲覧することが出来ます。

 

Web魚拓は様々な種類のサイトが存在していて、それぞれのサイトの削除方法に従わなければいけません。ここでは、代表的なWeb魚拓サイトの「https://megalodon.jp/」を例として削除依頼方法を紹介します。

 

1.自分が削除したいページを開き、サイト上部にある「削除」をクリック

2.「著作権など、権利者・被掲載者等として」か「その他、匿名として」を選択

3.必要事項を記入して送信

 

まとめ:モンスターマップってなに?

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 ここまでに、モンスターマップの概要と削除方法を解説しました。

 モンスターマップに破産情報が掲載されたとき以下のことを試してみてください。

 

  1. GoogleやYahoo!などの検索プラットフォームの削除依頼フォームから削除依頼
  2. Web魚拓サイトなどのサービスからの削除依頼

 

こういった、転載先での情報の削除依頼でかなりの被害を抑えることが出来ます!

モンスターマップのような不審なWebサイトは、アクセスするだけで被害を被る可能性があります。不用意なアクセスは気を付けましょう。

 

 

文章の推敲はこうすれば良い

こんにちは、おおはしです。

 

今日は、「推敲」についてまとめてみようと思います。

本題に入る前に、「推敲」って何かわかりますか?

 

ーーー自分の書いた文章を読み返して練り直す

 

これが、推敲の辞書的な意味になるのですが、実際みなさんどのように推敲を行っていますか?

 

私は、推敲とは動画の編集みたいなものだと考えています。Youtubeを例にすると、ピンとくる人が、多いのではないでしょうか。

 

撮影した元動画を、カットしたり位置を入れ替えたりして、動画を編集しています。

文章も同じようにカットしたり、位置を入れ替えたりして編集していくことが、本当の推敲の方法だと考えています。

基本的な推敲のやり方

さて、初めに基本的な推敲の行い方を以下にまとめてみました。

  1. 複数の端末(PC、スマホ、etc...)でチェックする
  2. 紙に印刷してチェックする
  3. いろんな人に読んでもらう
  4. 声に出して読んでみる

以上に書き出した、推敲は誤字脱字などの狭い推敲です。やはり、推敲には狭い範囲での細かい推敲も必要になってきます。

 

推敲をするとき、同じ景色で繰り返しチェックしても、誤字や脱字などのミスに気づくことは難しいです。そこで、端末を変えたり、紙に印刷したりすることで新鮮な気持ちで読み返すこと出来て、ミスに気づきやすくなるのです。

 

他にも、家族や友人などの第三者に読んでもらうことで客観的な意見を参考にすることも大切です。

 

細部描写や論理破綻

次に、文章の細部描写や論理破綻など広い範囲でのチェック方法を紹介します。

 

まず、文章の論理破綻に気づくために、「文章を図にできるか」を考えてみましょう。論理にかなった文章であれば、図に書き起こすことが出来るはずです。矢印でつないだ簡単な図で表せるかチェックしましょう。

 

また細部描写をチェックする場合には、「この文章を読んでいて映像が浮かぶのか」を意識して読み返すと良いでしょう。細部まで細かく説明した文章では、自然と映像として浮かぶことが出来ます。細部描写にこだわることで、読者を文章に惹きこむことが出来るはずです。

 

特に意識するべき事

基本的な推敲を行う上で一番に意識するべきなのが、以下の二つです。

 

  • 何度も読む
  • テコ入れしたら全体を読み直す

 

推敲を行うのは人間です。その時の気分によってかなり推敲の精度は変わってきます。できれば日付を変えて、何度も推敲をすることで、より良い文章を書けるようになります。最低でも2回は推敲を行うようにしましょう。

 

そして、細かいミスを修正した後は、必ず全体を読み直してください。修正によって、全体のリズムや論理展開に違和感が生じてしまうことがあるからです。

 

書き出す前の推敲

「文章を書きだす前の推敲」と聞くと、おかしなことのように聞こえますよね。

しかし、文章を書く前にする推敲によって文章の内容が一変します。

 

文章を書きだすとき、何を書いて良いかわからなくなる経験は、誰にでもありますよね。それは、元ネタが多すぎて起こってしまうのです。

 

多くの人は、「何を書こう」と悩んでしまいますが、たいてい元ネタは頭の中にそろっているのです。そこで「何を書こう」ではなく、「何を書かないか」と考えるのです。

 

実際に何を書かないかを意識した推敲は以下のように行います。

 

 1.題材について、キーワードを紙に書き出す(可視化)

         ↓

 2. 書き出したキーワードの傾向を調べる(偏りをなくす)

         ↓

 3.  調べた傾向とは違うキーワードを書き出す(情報を網羅する)

 

これによって、元ネタのキーワードが可視化され、書くべきキーワードが揃いました。キーワードの傾向を調べる理由は、いくつも書き出していると連想的になってしまい、キーワードに偏りが出来てしまうからです。

 

ここで揃えたキーワードから何を書かないか考えることで、必要なことだけを網羅した文章をスムーズに書き出すことが出来るでしょう。

 

書き終わった後の推敲

文章を書き終わった後の基本的な推敲の方法は、上記にまとめました。ここでは、さらに掘り下げた推敲を説明します。

 

文章を書き終わって推敲をするとき、

「この文は本当に必要か」

を説明できるのか考えながら行いましょう。

 

これを、説明できない文は、削ってしまっても差し支えない文と言えます。

一文一文に書き手の意図がない文章は、煩雑な文章になってしまい、読者に伝わりづらい文章になります。不要だと感じた文章は、どんどん削っていきましょう。

 

ここで、多くの人がはまるのは、「もったいない」の落とし穴です。

自分が、せっかく書いた文章を削っていく作業でどうしても感じてしまうでしょう。

 

しかし読者は、書いた人の頑張りや努力を評価するのではありません。文章の面白さや読みやすさ、内容を評価するのです。「もったいない」の考えを捨てて、不要だと感じた文章は思い切って削ってしまいましょう。

 

ーーー削ったあとは、切ります。

 

要は、長い文章はザクザクと切り刻みましょう。

長い文章は、意味が通りづらくなってしまったり、読みづらい文章になってしまいます。そ長い文章を短くすることで以下のようなメリットがあります。

 

  1. 冗長さを避けて、リズムが良くなる
  2. 意味を通りやすくする
  3. 読者の不安を和らげる

 

また、接続助詞の「が」が入るところは、特に注意して文を吟味してください。「が」には様々な働きがあり、読者にうまく伝わらない文になることが多いです。

 

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

せっかく良い内容の文章を書けたとしても、推敲をおざなりにしてしまうことで評価されない文章になってしまいます。常に、自分の文章を吟味してブラッシュアップしていくことが大事ですね。

 

私も、何度も自分の文章を推敲して、良い文章を書けるよう頑張ります。

 

(私が、参考にした書籍を紹介します。ぜひ、参考にしてください)

 20歳の自分に受けさせたい文章講義 (星海社新書)

沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—

 

 

 

 

読者を惹く文章はこう書く

こんにちは、おおはしです。

 

文章を書くとき、みなさんは読者の椅子に座ることが出来ていますか?

多くの人は、何も考えず、淡々と文章書くことが多いと思います。

しかし、そんな文章が、読者からの興味を惹きつけることが出来るのでしょうか。

 

ここでは、「読者を文章に巻き込むためにどのように書けばよいのか」を紹介していきます。

 

読者と同じ椅子に座る

「読者と同じ椅子に座るってどういうこと?」

 

それは、「読者の視点に立って自分の文章を考えてみる」ということです。

 

文章を書くからには、読者がいるはずです。メールや小説、日記さえも自分という読者がいます。そんな、読者の椅子に座ってこそ、読者の興味を惹く文章を書くことが出来るのです。

 

しかし、読者にも様々な人がいます。

学生であったり、社会人、もしくは高齢の方かもしれません。そんな多くの人が読む文章で、誰の椅子に座って書くことが正しいのでしょうか。私たちが座るべき椅子は以下の二つであると考えています。

 

  1. 過去の自分
  2. 特定のあの人

 

ここでの、過去の自分は何も知らない自分だと思ってください。

その過去の自分は恋愛に悩んでいるかもしれません。そんな、自分に向けて書く文章ならスラスラと書けると思いませんか?

 

過去の自分が何に悩んでいて、何を知りたいのかわかっているからです。

 

つまり、過去の自分に書く文章であれば、読者が何を求めているのかそして何を知りたいのかに、的確に答えた文章を書くことが出来るのです。

 

しかし、過去の自分に向けて文章を書くことなんてあるはずがないですよね。

過去の自分の悩みが普遍的であればあるほど、世界には同じ悩みを持つ人が多く存在するはずです。つまり、過去の自分に向けた文章のはずが、多くの人の悩みに向けた文章になるのです。

 

では、特定のあの人の椅子とはどのような椅子なのでしょうか。

多くのライターや編集者は、文章を書く際、多数派に向けた内容にとらわれてしまいます。それは、多くの人に読んでもらえると考えるからです。しかし、多数派に向けた内容の記事であればあるほど、誰に書いたのかわからない文章になってしまいます。結果、誰も手に取ってくれない文章になってしまうのです。

 

そこで、「特定のあの人」の椅子に座ることが大切なのです。

例えば、20代のサラリーマンを対象とした文章だとします。ここで、それ以上の細かい設定を自分で決めてしまうのです。「単身/東京の/広告代理店に勤める/27歳/年収400万」といった具合にです。そうすることで言葉のベクトルが定まり、その他の人にも届きやすくなるのです。

 

ーーーしかし、本当に特定の誰かに向けた文章が他の人にも届くのでしょうか。

 

ラブソングを思い浮かべてみてください。細かい設定が決まっているものが多いですよね。例えば、ゲレンデが舞台であったり。自分とは絶対に重ならないのに感情移入してしまった経験はありませんか?

文章でも同じです。特定のあの人に向けた文章ほど、読者が感情移入しやすくなるのです。

 

読者を惹きこむ文章

読者の椅子に座って書くことを説明しましたが。具体的な文章作成で読者の興味を惹きこむにはどうしたら良いのでしょうか。ここでおすすめしたいのが以下のことです。

 

  1. 誰にでもわかりやすく平易な文章
  2. 起・転・承・結の順番に書く
  3. 仮説を提示して一緒に検証していく
  4. 納得させる

 

この4つを意識することで読者をもっと文章に惹きこみ多くの人に読んでもらえる文章になるでしょう。

 

1.誰しも自分が好きなことを書くと、マニアックな内容になってしまいます。誰にでもわかりやすく平易な文章にするために、母親にも伝わる文章を意識して書くと良いでしょう。

 

2.起転承結では、転を先に言ってしまうことが大切です。詳しく書くと、

起(話題を提示)→転(え!っとなる仮説や主張を発表)→

承(仮説や主張の理由を説明)→結(結論でまとめる)

これを意識して文章を書くと、読者を惹きつける文章になること間違いなしです。

 

3.そして仮説を提示することによって、読者が一緒に考えて検証していくことが出来るようになります。ずらずらと情報だけを並べた文章ではなく、仮説を最初に提示することで読者が自分の考えと文章を比較することが出来るようになるのです。

 

4. 文章を書く際、多くの人は、読者を納得ではなく説得させようとします。

説得と違い納得は、読者を自分から歩み寄ろうさせるということです。読者にとって自分のことのように感じられる文章を書くことで、読者が自分から「読みたい」と思える文章になるでしょう。

 

(簡単に説明しましたが詳しく知りたい方は、私が参考にした書籍のリンクを貼るので参考にしてみてください。)

20歳の自分に受けさせたい文章講義 (星海社新書)

 

まとめ

ここまで、簡単になりましたが読者を惹きこむ文章の書き方を紹介しました。できるだけ多くの人に最後まで読んでもらえる文章には様々な工夫がなされています。ぜひ、実践して読者を惹きこむ文章を書いてみてください。

 

 

 

 

 

文章構成、論理展開はこうすれば良い

こんにちは。大学生Webライターのおおはしです。

 

世の中には様々な文章があります。

そして、各々の文章にはそれぞれの個性、妙、面白さがあります。

10人のライターが同じ内容の文章を書いても、それぞれ印象が全く違う10通りの文章になるでしょう。

 

では、文章の個性、妙、面白さなどのすべてを決めているものは、何なのでしょうか。

 

文章のすべては論理展開で決まる

文章のすべてを決めるのは、その文章の文章構成です。どのように論を進めていくか、どの場面に積極的に焦点を当てるか、といった文章構成です。いわば、論理展開ともいえるでしょう。では、その論理展開はどのように行えばよいのでしょうか。

 

「起・承・転・結」

文章構成と聞いて最初に思い浮かびませんでしたか?

小学生のころから嫌というほど聞かされてきた「起承転結」は文章構成の良い例です。

しかし、文章の専門家ほど「起承転結にとらわれるな」と批判します。

 

結論から言うと、起承転結を意識した文章は、日常分には適していません。日常分を読む読者にとって、欲しいものは「情報」なのです。そんな日常分に、起承転結を導入してしまうと、読者の混乱を招いてしまう可能性があります。

 

しかし、4コマ漫画を思い浮かべたり、起承転結から文章のアイデアを思いつくこともあるので、一概に否定はできません。起承転結は、ストーリー仕立ての文章で力を発揮することが出来ます。ストーリーがある文章を書くときは使ってみると良いでしょう。

 

起承転結がだめなら、どのように文章を構成すればよいのでしょうか。

 

おそらく、皆さんも知っているかと思います。

「序論・本論・結論」の文章構成です。大学生のレポートや論文などの文章は、序論・本論・結論の三部構成になっているものが多いです。しかし、「序論・本論・結論」の三部構成には、思い浮かぶお手本もなく、難しく感じる人も多いでしょう。

 

そこで、おすすめしたいのが映画やドラマなどの、映像による論理展開を参考にすることです。映像構成には以下のような流れになっているものが多いです。

 

  1. 導入(序論)・・・客観のカメラ
  2. 本編(本論)・・・主観のカメラ
  3. 結末(結論)・・・客観のカメラ

 

映画の導入には、遠目からの状況説明から入るものが多いでしょう。例えば、舞台が大学なら大学の建物がファーストカットになっているものがありますよね。そして本編では、実際の登場人物にピントが合わせて物語が進んでいき、結末では遠目から登場人物を映し、物語の終わりを視聴者に感じさせる。

 

ベタな流れですが、この三部構成が文章の論理展開に本当に効くのです。

 

1の導入、つまり序論で「これから何の話をするのか」「世の中はどうなっているのか」などの客観的な説明を語ります。

そして、2の本論で自分の主張などの主観的な仮説を語ります。

3の結論で、客観的に論をまとめていきます。

 

このように映像を撮影しているかのように、序論・本論・結論を意識して文章を書くと、文章全体にメリハリがついて説得力がある文章が書けます。ぜひ、カメラワークを意識して文章を書いてみてください。

 

文意に沿った論理展開

ここまで、文全体としての論理展開を説明してきましたが、ここからは文意に沿った具体的な論理展開を説明します。文意に沿った論理展開とは以下の3要素からなっています。

 

  1. 主張
  2. 理由
  3. 事実

 

自らの主張が、正確な理由によって裏付けされ、事実によって補強されたとき、その論は理にかなっていると言えます。つまり論理的な文章であるのです。文章を書く上で最も大切な論理展開です。

 

そして、主張を語るうえで、もうひとつ徹底してもらいたいのが、結論を先に述べることです。Web文章であればすべての文章で意識されるべき要素になります。

 

文章を読む読者が、求めているものは「情報」です。

読者にとって、理由などはどうでもよいのです。そのため、読者のニーズを満たすためには迅速かつ的確な情報を提供することが大切です。なかなか情報を教えてくれない文章は、すぐに読者が離脱してしまうでしょう。まず読者に文章を読んでもらうためにも結論を最初に述べることを徹底しましょう。

 

まとめ

論理展開をしていくうえで、カメラワークを意識して書くことはとてもおすすめです。書いていく順番が明確になりわかりやすい文章が書けるようになるでしょう。

また、細かい箇所での論理展開では、結論を先に語り、主張→理由→事実を語っていくことで、読者の興味を引き多くの読者に読んでもらう文章が書けるようになります。

 

 

(私が参考にした本のリンクです。↓)

  

20歳の自分に受けさせたい文章講義 (星海社新書)

沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—

 

 

 

リズムを意識した文章の作り方

こんにちは。

大学生Webライターのおおはしです。

 

前回の記事では、「翻訳すること」の有用性や効果について紹介しました。

 

さて今回の記事では、「リズムの良い文章を作り方」に焦点を当てて紹介します。では、リズムのある文章とは、どのような文章を指すのでしょうか。

 

 ここで、リズムのある文章を、「読みやすい文章」と定義します。

 今回紹介するのは、「リズムの良い文章」、言い換えて、「読者が読みやすい文章」の作り方についてです。

 

ここで読みやすい文章とは、脳への負担が少ない文章を指します。

リズムのある文章を作るにあたって最初に紹介しておきたいのが、「二つの思考」についてです。

 

二つの思考

脳への負担を少ない文章を作るために意識したいのが、この二つの思考です。

2002年にノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーマン氏の著書である、「ファスト&スロー」で述べられていた一説です。そこでは、人間の脳に「システム1」と「システム2」という二つの思考が存在すると紹介されています。その二つの思考の意味は以下の通りです。

 

システム1・・・自動的に高速に動く思考。物事を物理的に判断する。

システム2・・・慎重かつゆっくりと動く思考。物事を論理的に判断する。

 

この二つの思考に配慮した文章は、脳への負担が少なくリズムが良い文章となるのです。では、それぞれの思考を考慮した文章の作り方を紹介します。

 

システム1に配慮した文章

 システム1に配慮した文章を作るには、視覚を意識することが重要です。

どのような文章でも、人は文章を読みはじめる前に文章の全体を物理的に判断します。

 

例えば、文字がぎっしり詰まった文章は読む手のモチベーションが下がりますよね。

反対に、適度に空白のある文章は、比較的簡単に読むことが出来ます。

 

そのシステム1に配慮した文章を作るために意識したいのが以下のことです。

  1. 句読点
  2. 改行
  3. 漢字の含有率
  4. 指示代名詞の数
  5. 箇条書き

 

では、それぞれを詳しく紹介します。

 

句読点

結論からいうと、「句読点は1行に1つは入れる」ことを意識するべきです。句読点の有用性は、言うまでもないと思いますが、文章の間にスペースを作ることによって視覚的負担を減らしてくれます。

 

たとえるなら、黒のオセロが並んでいる中に、白が一枚存在している感覚です。これだけで、読み手に一呼吸置かせ、かなり視覚的な負担を減らしてくれます。

 

改行

次に改行です。

句読点が横の空白を作るとしたら、改行は縦の空白を作ってくれます。

また、改行には、「伝えたいことを強調する効果」もあるのです。いくら重要な文章でも他の文章に埋もれてしまえば、伝わることが難しくなってしまいます。

 

そこで改行を使うことで、伝えたい文章を強調することが出来ます。

改行の目安は、「最大5行あたりに一回」を意識すると良いでしょう。

 

漢字の含有率

 漢字の含有率を意識することは、句読点、改行に並んで重要なことです。

オセロの黒のような、画数の多い漢字がずらっと並んでいたら読むことが面倒になりませんか?そこで、難しい感じなどをひらがなにしてあげると、かなり視覚的に負担の少ない文章が書けるはずです。

 

少なくとも常用漢字以外はひらがなに直してあげると良いでしょう。

 

指示代名詞・箇条書き

 4指示代名詞は、システム1だけでなく、システム2にも影響します。

指示代名詞を多く使っている文章では、読みづらく、理解しがたい文章になってしまうので控えましょう。また、視覚的負担を減らし、理解の手助けになる箇条書きを利用することも良いです。

 

以上のことを配慮した文章は、読者にとって読み始めやすい文章になります。

システム1に配慮してあげるだけで、「読者が文章を読まずに去る」ということがなくなるのです。

 

システム2に配慮した文章

システム1に配慮した文章を意識して、次に配慮するのはシステム2の思考です。

システム1と違いシステム2は文章を読んでいる最中に思考します。簡単に言えば、「読者が理解しやすい文章」を作れば、システム2に配慮した文章になるのです。

 

では、読者が理解しやすい文章とは、どのように書けばよいのでしょうか。 

 

ーーー理解しやすい文章を作るには、論理にかなった文章を書けばよいのです。

 

しかし、「論理ってなに?難しいくない?」と感じる人は多いと思います。

たしかに、論理と聞いたら難しい印象を受けますよね。

論理とは、「言葉を相手に伝える理解の架け橋」のようなもので、とても簡単なものなのです。例えば、文章と文章のつながりが支離滅裂な文章では相手に伝えるための架け橋である論理が、破綻している状態であると言えます。

 

つまり論理的な文章とは、この理解の架け橋がしっかりつながっている文章のことを指すのです。

 

接続詞

 では、論理的な文章を書くには何を意識したらよいのでしょうか。

ここでおすすめしたいのが、「接続詞」を意識することです。接続詞とは、文と文をつなぐもので、「しかし」「また」といったようなものです。

 

論理的な文章であればどんな文章にも接続詞が入ると言われています。反対に、接続詞が上手く入らない文章は論理が破綻していると言えるのです。

 

例えば、以下の文章があります。

 

現在、コロナウイルス感染が拡大しています。医療従事者が困っています。私たちは無事です。

 

ひとつひとつの文章は間違っていませんが、どこか違和感を感じませんか?
少し大げさですが、どんな接続詞を入れても支離滅裂な文章になるはずです。

それは、この文章が論理的に破綻している文章だからです。

そこで接続詞を意識することで論理破綻に気づくことが出来ます。

 

必ずしも、「接続詞を多用しろ」ということではありません。接続詞が多い文章だとかえって読みづらい文章になることのほうが多いです。

 

ただ、

「接続詞を意識して文章をつなげる。」

これだけで、簡単に論理的な文章を作ることが出来るのです。

 

音読は、禁断のスパイス

ここまでに、システム1とシステム2に考慮した文章の書き方を紹介しました。

これだけで、とてもリズムが良い文章を書くことが出来るはずです。そこで、それを確認するためにすべきことがあります。それは、音読です。

文章を書く上で、あらゆるアドバイスが、「音読しろ」で片づけられるほどに、音読はとてつもない効果を発揮します。

 

ここで、音読をする際に意識することが二つあります。

 

  1. 読点の位置
  2. 言葉の重複の確認

 

読点は本来、「文章を明確にする」といった働きがあります。

しかし、読点をどの位置に入れるのが正しいのか、意外と難しいですよね。自分では、こう伝わっているだろうと思っていても、読み手には全く違う意味で伝わってしまうことも少なくはないでしょう。

そこで、音読によって自分に客観性を持たせることが出来るのです。

 

実際に音読してみると、「こう伝わっているだろうという文章」と、「耳から入ってくる文章」に大きなギャップを感じることが出来るでしょう。つまり、音読をすることによって自分が意図する箇所に読点が入っているのかを、確認することが出来るのです。

 

次に、言葉の重複を確認することも音読で意識しましょう。同じ言葉が何度も使われると文章のリズムはとたんに悪くなってしまいます。語尾の「です。」が連続して何度も使われている文章はその良い例です。こういった、言葉の重複は、文章を書く上での癖であり気づくことが困難です。

 

書いてみた後、音読をするという作業でその重複を少しでも見つけれらるようチェックすることが大切なのです。

 

まとめ

「システム1とシステム2の思考に配慮すること」「音読で読点、重複語の確認をすること」を紹介しました。これらを意識するだけで、リズムのある文章を作ることが出来ます。今後文章を作るときぜひ意識して書いてみてください。

 

最後まで、読んでいただきありがとうございます。

 

(以下のリンクは私の読んだ本のリンクです。)

 

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こんにちは。おおはしです。

 

自分で文章を書こうとするとき、

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そんな、悩みを解決するべく

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私自身のアウトプットの練習も兼ねているのでぜひお付き合いください。

 

話せるのに書けない

 

文章を書くとき、「話せるのに書けない」と悩む人が多くいると思います。

私自身Webライターとしていくつか記事を執筆しましたが、何度も筆が止まってしまった経験があります。

 

今回は、多くの人が感じているであろう、「話せるのに書けない」といった悩みを解消していきましょう。

 

まず「話せるのに書けない」人の多くは、

頭の中には伝えたいことがあるのに、文章に落とし込むことが出来ないと感じているのではないでしょうか?

 

では、頭の中を文章に上手に落とし込むにはどうしたらよいのか、紹介していきます。

 

作文とは翻訳である

 

多くの人が感じている、頭の中を上手に文章にできないという悩み。

まず文章を書くにあたって、

 

ーー文章を書く

 

という意識を捨てましょう。

文章を書くにあたって意識してほしいのが次の言葉です。

 

ーー書こうとするな、翻訳せよ

 

「翻訳ってあの翻訳?」

そうです。皆さんが知っているあの翻訳です。

英語を日本語に翻訳するように、頭の中にぐるぐると渦巻いている感情を文章に翻訳するのです。ここで大事なのは、書くではなく翻訳するということなのです。

 

つまり、頭の中の伝えたいことを、相手に伝わるように工夫して文章を書くのです。良い文章作成は、「自分の頭の中の翻訳」から始まるのです。

 

例えば、「投資の詳しい内容」を「投資に詳しくない人」にも伝わるように書くという具合です。

 

3つの再

「翻訳ってどうすればできるようになるの?」

はい。ここでおすすめしたいのが、「聞いた話を誰かに話す」です。

自分が聞いた話を、伝わるように人に話すことは、翻訳の第一歩なのです。

 

そこで、聞いた話を人に話すことによって得られる「3つの再」を紹介します。

 

「再構築・再発見・再認識」

 

  • 再構築・・・話の内容を再構築する
  • 再発見・・・話の真意を「こういうことか!」と再発見する
  • 再認識・・・自分がどこに興味を持ったのか再認識する。

 

再構築

まず、「再構築」について紹介します。

 

日常の会話にしろ、取材で聞いた話にしろ、会話というものは内容があちこちに行き来するものです。「夜ごはんの話」をしていて気づいたら「思い出話」に暮れていたり。

 

そんな散り散りになった、話の内容を自分の言葉で話すことによって内容を再構築するのです。会話の内容やその場の状況やいきさつなどを、自分なりにまとめ一つのストーリーとして語ることが重要です。

 

再発見

また、日常会話や取材で、内容を100%理解することは不可能です。

自分の知らない言葉が出てきたり、相手の話が支離滅裂っだったりするかもしれません。

 

ですが、自分の言葉で再構築していくプロセスの中で、「ああ、こういうことが言いたかったのか」と理解する瞬間があるはずです。これを再発見と呼びます。

 

再認識

 話の内容を再構築して、内容を再発見し、最後に再認識することが出来ます。

 

聞いた話を自分の言葉で話すとき、その内容は自分が焦点を当てた内容になるはずです。つまり、聞いた話を人に話すことで、自分が話のどこに興味を持ったのか知ることが出来るのです。これが再認識です。

 

言葉でないものを言葉に

他に翻訳の練習として、次の翻訳を紹介します。

それは、「言葉でないものを言葉にする」という翻訳です。

言葉でないものは以下のようなものです。

 

  • 地図
  • 景色

例えば、最寄り駅から自宅までの道を誰にでも伝わるように言葉にしてみたり、今自分が見ている景色を詳しく自分の言葉で説明してみたり。

 

そこで大事なのが、主観を一切入れてはいけないということです。

 

「美しい」などといった主観は、人によって感じ方がそれぞれであり、正確に伝えることは不可能なのです。主観を一切入れることなく正確に伝わるように言葉にすることが大切です。

 

道具も準備もなしに、できる翻訳なのでぜひ実践してみてください。

 

理解するため

翻訳して書くという過程で得られる恩恵はほかにもあります。

書くというアウトプットを通じてわからなかったことが自分なりに理解できるようになるのです。

 

ーー人は理解するために書くのではなく、「理解する」ために書くのです。

 

わからないことがあったらとりあえず書いてみましょう。

 

おわりに

今回は、頭の中を文章にする翻訳について、具体例とおすすめの翻訳を紹介しました。

翻訳を通じて、自分の頭の中にあることを上手に文章にすることが出来るようになるでしょう。翻訳の意識がとても大切です。

 

また、本を読んだり、人の話を聞いてわからないことがあったらとにかく書きましょう。きっと、自分なりに理解が出来ます。

 

次の記事では、詳しく文章の書き方について焦点をあてて紹介したいと思います。

ぜひ次回もよろしくお願いします。

 

 

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